F-LINE株式会社 は2019年4月に設立された物流会社です。食品メーカーとして有名な5社の出資とノウハウを受けて、質の高い物流事業を展開しています。同社の事業内容やその強み、企業としての魅力となるポイントを見てみましょう。
大手5社の出資とノウハウ
食品メーカーとして有名な大手である、味の素株式会社・ハウス食品グループ本社株式会社・カゴメ株式会社・日清フーズ株式会社・日清オイリオグループ株式会社の計5社による出資で設立されたのが、F-LINE株式会社 です。味の素物流株式会社やハウス物流サービス株式会社など、出資元である大手メーカーの物流事業を統合して誕生した同社は、食品メーカーが商品を流通させる上で必要な様々なノウハウを持って、物流事業として強いサービスの質の高さを誇ります。
取引先企業から預かった製品は納品先ごとに積み合わせてまとめて配送し、効率化と環境負荷低減を実現。配送先の荷受け作業の効率化や、配送元のスピーディーな流通に繋がっており、大手メーカーならではのノウハウが活かされています。作業の標準化や効率化を促進するため、汎用性の高い各種マテハン機器を導入するセンターもあるなど、最先端の技術を駆使した新しい取り組みにも精力的な姿勢が見られます。
各種利便性の高い物流
F-LINE株式会社 が展開する事業として、各種専門分野に分けられた物流サービスが挙げられます。独自の技術で培ったネットワークを駆使して、食品の共同配送を行う「ネットワーク物流」は、配送の効率化と環境負荷低減を実現しています。このネットワーク物流は、手作業が多く手間がかかる小ロット納品や、納品するまでの多頻度検品作業、積載効率の悪さといった多様な課題の解決に繋がっています。
特別な商品のために用意する特別な物流「カスタムメイド物流」は、デリケートな荷物の配送や、物流システムの開発コストの削減など、多数の課題に対応する物流事業。最もふさわしい温度や品質保持を徹底し、リクエストに忠実な配車・積載方法での物流を叶えるサービスは、業界を問わず多くのニーズを集めています。他にも荷物と車輛を最適に繋ぐ「幹線輸送」や食品生産現場を熟知するからこそ実現できる「バルク輸送」など…食品業界が欲する様々な物流事業が同社の強みです。
食品以外の物流にも対応
大手食品メーカーのこだわりや強みを大きく受け継いだF-LINE株式会社ですが、食品以外の製品分野の物流サービスも提供しています。食品物流業界で培った、物流サービスとしての高い品質は他の製品分野においても高評価を獲得。特殊な管理を求められるような独自の製品でも、リクエストに合わせてカスタムメイドし、臨機応変で柔軟な物流スキームを提案可能です。
すでに食品をベースとして全国の物流センター・ネットワークを活用したこの物流サービスは、常温から冷凍・各温度帯の製品を取り扱うこともできます。ニッチな分野で専門の物流企業が見つからないという企業にも適しているでしょう。すでに化成品・医薬用培地・工業製品・日用品・肥料などの取り扱いが実績として挙げられています。