物流における路線便とは?メリット・デメリットについて解説!

ロジスティクス関連

物流において路線便と呼ばれる配送方法があります。これは複数の配送先に対して一定のルートを定め、決まったスケジュールで荷物を配送する方法です。

コスト削減などのメリットがあるため、このような配送方法を選択する業者も多いでしょう。

具体的に、路線便のメリットはどのようなことが考えられるのか詳しく解説していきます。

路線便におけるメリットとは?

具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。詳しい内容について解説していきます。

・コスト削減効果がある

一定のルートとスケジュールがあらかじめ決まっているため、効率的な輸送が可能です。また、荷物の積み込みや配送先での荷降ろしが一度にまとめてできるため、人件費や燃料費などのコストが削減できます。

・配送時間が正確である

事前にルート選択されており、効率よく配送できるので配送時間を正確に予定することができます。これにより、配送業務の信頼性が向上し、お客様からの信頼獲得にも繋がるでしょう。

まとめて配送できる分、業務の時間を短縮させるきっかけになります。

・荷物のトレーサビリティが高い

一定のルートを通るため、荷物の配送状況をリアルタイムで把握できます。荷物の配送遅延や紛失などが発生した場合でも、迅速に対応できるでしょう。

ただ、事前にGPSなどで車両の状況について確認できるシステムを導入しておく必要があります。

路線便におけるデメリットとは?

コストを安く済ませられるなどのメリットがありますが、デメリットに感じる部分もあります。具体的な内容について紹介していきましょう。

・配送先によっては時間がかかる

まとめて配送できるといっても、配送先によっては時間がかかることがあります。特に遠隔地などでは、配送時間が数日かかることもあるでしょう。

荷物の配送場所から、どれくらいの配送時間がかかるのか把握しておけば、ある程度の配送時間の見込みを立てることはできます。

・配送先が限定される

定められたルートに沿って配送を行うため、配送先が限定されることがあります。また、大型荷物や重量物など、規定のサイズや重量を超える荷物は取り扱えない場合もあるでしょう。

事前にまとめて配送しても、トラブルの原因にならないか確認しておくことが大切です。

・荷物の受け渡し場所が限定される

定められた配送ルートの受け渡し場所で荷物を受け渡します。そのため、配送先がその場所から遠い場合、荷物を受け取るまでの時間や手間がかかることがあるでしょう。

事前に受け渡し場所に問題がないか、確認しておくことが大切です。